SEMBLが2012 S/S collectionを発表した。ヨーロッパとアメリカのモード、カジュアルウェアをベースに非西洋圏のネイティブデザインをとりいれた洋服を提案。
今期は米軍のキャンプをテーマにアイテムを構成。展示会場にはキャンプにさながらのテント、兵士のヘルメットなどが飾られ世界観を演出。古着を切り替え作られたTシャツはオールハンドメイドでミシンを使わず、手縫いで仕立てられ、またベビーガーゼを使用した着心地抜群の素材には洗いをかけ独特のドレープを出す。メッセージ性の強いロゴTも今期を象徴するアイテム。“WARMWOOD”という言葉はロシア語でチェルノブイリを意味し、“HEATHEN FRONT”という語句は宗教のデリケートな部分に触れる際どいメッセージ。デザイナー自身の信念に基づきエスプリの効いたアイテムを披露。
相反するアイデアを一着の中にミックスしていくということをと通して、ある一人の男の在りかたを背景としたシーズンコレクションを発表している。