KUBRICK 2012 SPRING/SUMMER COLLECTIONが披露された。
バウハウスのデザイン概念とファッションの融合を根底に展開するKUBRICK。「Less is more.(=より少ないことは、より豊かなこと)」という標語で知られる近代建築の三大巨匠の1人でドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の言葉からヒントを得て、”視覚的な区別をされがちなファッションに対してカテゴリーをなくす”デザインを展開。ミリタリーにクラシックなどのカテゴリーレスの要素を遊びとして盛り込んでいる。
MA-1のディテールを取り入れつつ、裾は絞らず背上がりなシルエットのスペンサージャケットのセットアップにすることで、スポーティだがモダンに。また、本来上に羽織るナイロンジャケットを敢えて下にして、ジャケットの袖口からナイロンを見せたりと、チグハグ感をプラス。ニットカーディガンも裾を絞ってジャンパー風に表現。ブランドの軸となるバウハウスについてプリントすることで着る人の知識にもなる、という考えのもと生まれたバウハウスの辿って来た歴史をプリントしたシャツ。「着ることでライフスタイルが向上」する服を提案していく。
Text:Tmoka Shimogata
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