Hiroshi Kida 2012 Spring/Summer Collectionが披露された。
イタリア産ベジタブルタンニン鞣しの革を用い、希少となった伝統的製法で作り上げるハンドメイドラインと、高級靴にも使用されるグットイヤーウェルテッド製法によるマシンメイドラインで構成。
ウィングチップとストレートチップを融合したフォーマルにもカジュアルにも提案出来るデザインを豊富に展開している。パラシュートブーツの前面をバックにあしらうことで、ミリタリー感を醸し出しつつ、すっきりとしたベーシックなシルエットでテイストを選ばない上品な仕上がりのロングブーツ。イタリアのバタラッシー社のレザーを使用し、フィット感に優れ、すっきりと足下をまとめる。
ブラック、ブラウンの良質な革を用いて重厚感漂うクラシカルなデザインが特徴的だ。インソールとアウトソール、ヒールにかけてすべてにレザーを使用し、飽きのこないシンプルなストレートチップレザーシューズを定番アイテムとしている。トゥーキャップとシューレースの境の縫い目を隠し、ウィングチップ風の縫い目に仕上げたり、バイクのクラッチで傷つかないようシルエットを組んだりと、独自のアイディアが詰まったディテールが魅力。レザーを巧に操り、素材同士の共鳴から幅広いスタイル提案をしている。