ROBES&CONFECTIONS 2012 S/S Collectionが披露された。
メンズウェアのパタンナーを務めていた経験から、メンズの長所を残してレディースに反映させたデザインを展開しているROBES&CONFECTIONS。リネンや牛革といった天然素材を扱い、デニムトレンチコートやジャケットにはワンウォッシュをして決まりすぎない、カジュアル感を演出。内ポケットや錆加工ボタン、真鍮ボタン、アメリカのジッパーメーカーWALDES社のジップを使用するなど細部に渡り、趣きあるこだわりを見せる。作業着が原型となっている我々の日常着。そこに着眼して1800年代ヨーロッパに出回った既製服、作業服を現代に落とし込む。オーバーオールやPコート、サスペンダー付きパンツと労働のための機能服を素材やディテールをシフトすることで重厚ながら、軽やかなタッチに仕上げている。ジャケットは、メンズ仕様のデザインを取り入れつつ、レディースのカッティングでコンパクトに。インドの手刺繍によるエンブレムや礼服などに見られる鼓ボタンを用いて、英国風のクラシック感漂うシルエットが印象的。