2012S/SのODRADEKはヘルマン・ヘッセの小説“荒野のおおかみ”をインスピレーション源に展開された。
1人の人間の中にも色々なアイデンティティーとパーソナリティーを併せ持つ。
そんな哲学的な思想をコレクションに表現したデザインには、マニッシュなメンズスタイルをベースにガーリーフェミニンなフリルやリボン、ハートモチーフ等があしらわれ、今までのODRADEKが展開してきたユニセックススタイルとはまた異なる、甘さを多くプラスしたラインナップ。今回、初めて淡い色のピンクや水色も使用し、デザインもシンプルにしたそう。
目に圧迫感を与える為に使用したというチェック柄やストライプ柄も印象的だ。
また、アンティークの壊れたブローチ、時計、片方だけのピアス、カフス等を装飾として用いるアクセサリーラインPrivate Universeも披露。
デザイナー狩野デミアンせりか氏のまた新たな一面が垣間見える作品が取り揃った。