CONTRARIANT 2012 SPRING&SUMMER COLLECTIONが披露された。
衣食住。人間に不可欠な3要素の中で「衣」はジェンダーに囚われすぎているのではないか。メンズ、レディースの枠組みを超えた人の為の服「Hu’s」という新たなカテゴリーを設け、より自由なファッションを追求している。
「共存」をキーワードに展開した今シーズン。千円札と同じ原料のマリア麻を使用したアイテムの特徴は、世界初の和紙とニット混合製品であること、そして何よりUVカット90%であるということだ。和紙100%の生地自体に紫外線を遮断する性質があるという。マリア麻はリネンのようにも見えるが、”丸洗い”と”プレス”が可能である大きな特質を持っている。汗をかいてもさらっとした着心地を実現できる。現在、日本来の間伐材を使用した和紙の生成に着目。いずれ実現すれば、「純日本製」であり環境に優しい生地を見出すことが出来る。
蜂やスカルのグラフィックTシャツを含め、シンプルなカラーリングとシルエットだが「生地を通して伝えたいことを伝えられた。」とデザイナー東丸氏。新素材の今後の展開に期待したい。