formeが2012 S/Sのcollectionを発表した。独自の木型開発、設計、革本来の質感が良くわかる植物染料による染めやベジタブルタンニングによる革を用いた、繊細な物作りが特徴のシューズブランドforme。「ヨーロッパにおいて靴の大量生産(メーカー化)が行われる前の当時では当たり前としてあった技術(木型、製法、染色)を用いた靴作り。道具として生活に根ざしたモノとしての靴。」をコンセプトにアイテムを展開。
今季は木型を作り直し、より履き心地の良いシューズに。流線的でスタイリッシュなアッパーに、削れ防止のため釘を打ち込んだソール。素材にも拘りをみせ、コードバン(馬の臀部)は顔料を使わないことにより、なめらかな仕上がりになっている。
技術や素材に拘わるformeの哲学を色濃く反映したコレクション。
Photo:Tomohiro Horiuchi
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