ブランド名のraspail(ラスパイユ)とはセーヌ川の南・パリの14区にある、中世からの古い街並みと現代のモダンな建築物に彩られた町の名前。
この町の風景をイメージに展開するドメスティックブランド、ラスパイユの今シーズンの2012S/Sコレクションは、60年代のラスパイユの街並をフォーカスした。
特徴的なのは60年代のスタイルを切り取ったかの様なラメニットワンピース。タイトなシルエット、ミニ丈、鈍く光るラメ、袖のリブはどこか懐かしさを誘うレトロモダンなデザイン。
ビビットカラーのフリンジがあしらわれたカウボーイストールやモノトーンのスポーツウエア等は60年代フランス人写真家の写真集からインスパイアされたそう。
他にも当時流行ったスウィングトップを現代風に落とし込んだ物や、オリジナルプリントのトロピカルなリゾートワンピース等、60年代を想起させるレトロで上品なデザインソースをコレクションに取り入れた。